ニューヨーク

アメリカ
United States of America

人口●3億1466万人
面積●982万6675km2
主要言語●英語
通貨●ドル
1ドル=92.55円
1人当たりGNI●4万6040ドル
アメリカ北アメリカ大陸中央部に広がる日本の25倍、世界第4位の面積を持つ連邦国家。16世紀からヨーロッパ各国により植民が進められ、18世紀の独立戦争により独立、その後テキサス共和国の併合、米墨戦争、アラスカ購入等により面積を拡大した。住民はイギリス系を中心として人種の坩堝、モザイク等と呼ばれている。世界最大のGDPを持ち、世界のリーダーとしての役割を果たしているが、国連やヨーロッパ諸国との対立も指摘されている。

●ニューヨーク New York 16世紀、オランダ人がマンハッタン島を原住民から買い入れニューアムステルダムと命名した街で、世界の商工業、金融、貿易、文化の一大中心地。国連本部所在地で世界の首都の役割を果たす。人口は822万人だが周辺部を含めると約1100万人に達する。市内は5つの区(マンハッタン、ブルックリン、クイーンズ、ブロンクス、スタッテンアイランド)からなる。特に都心部のマンハッタン島は、摩天楼がそそり立ち、ブロードウエイ等見所が多い。

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BEIJING_MAP

●営業主体



MTA New York City Transit(NYCT) MTA New York City Transit(NYCT)
2 Broadway, 6th Flr.,Room A12.46, New York, NY 10004, USA
TEL:+1-646-252-4599 FAX:+1-646-252-5480
URL:http://www.mta.info〈英語〉

●地下鉄の概要 「ニューヨークの血管」と呼ばれ、路線数や保有車両数等で世界一の規模を誇るニューヨークの地下鉄の始まりは、市内高架蒸気鉄道として営業していたインターボロー社のCity Hall〜145th Street間が1904年に電化されたIRT線にさかのぼる。当初は高架蒸気鉄道時代の客車サイズを踏襲した全長14.54mの小型木造車両が運転された。2004年10月27日は開通100周年にあたり、地下鉄博物館に動態保存されていたニューヨーク地下鉄最古のLo-V(低電圧車両)を組み込んだ列車が本線上を走るなど、約半年間にわたり各種のイベントが市内で開催された。

IRT線の開業後は、1914年に全長20.50mの大型車両を運行するブルックリン・アンド・マンハッタン社のBMT線、1924年には市直営のIND(インディペンデント)線が開通するなど、地下鉄網の整備は上記の3者により進められた。1930年に登場したIND線の、全長20.50m、両引ドアーを用いた片側4か所の乗降口を持つ車両は、通勤輸送に適した構造とされ、現在の我が国の通勤電車の標準型としても採用されるなど、各都市でその後多く見られるようになったものである。

これら3社は1940年に市交通局に統合され、さらに1953年には市交通営団(NYCTA)が設立されて、地下鉄・路面電車・トロリーバス・バスが一元的に運営されることとなった。トンネル断面や線路の半径・勾配、車両サイズが異なる3社の路線を通じた運行を行うために、トンネル断面変更工事や車両機器の調整、各社の路線を結ぶ分岐装置や連絡線の取り付けなどが行われた。

その後1965年に都市圏交通営団が発足し、市交通営団は、MTA New York City Transitとしてその傘下に入り、郊外鉄道も含めた総合交通体系の中心的役割を担って今日に至っている。

現在の全27運転系統のうち、一部の例外を除いて、1〜7、9、Sなどは旧IRTの、J、L、M、N、R、Zなどは旧BMTの、A〜Fなどは旧INDの路線である。このうちS系統は、42ストリート、フランクリン・アベニュー、ロッカウエイ・パークの3つのシャトル(折返し)運転路線である。

ニューヨークの地下鉄は、世界最大の路線網、24時間運行、複々線による急行運転などで高い評価を得てきた。反面、落書きや犯罪、施設の老朽化などのマイナス面が問題化したが、1982年に開始された親企業体MTAの投資プログラムによる車両の更新や的確な保守、警備体制の強化などによって、近年は飛躍的な改善が図られている。

地下鉄車両への落書きは、1970年代の後半から目立ち始めるが、当局と警察による懸命の努力もあって1986年頃をピークに減少に転じた。1988年から導入された落書きの消去が容易な日本製のステンレス製車両が、事態の正常化に貢献したとも言われており、1990年代前半には、車両も施設も本来の清浄な姿に戻っている。

2004年には、レッド・カーと称された旧型車両のほとんどが現役を退き、銀白色のステンレス車両に置き換えられている。列車の前面に大きく表示された系統番号やアルファベット標記を惜しむ声も多いようである。

1929年以来の懸案で、幾度も現れては消えていた「2nd Avenue Subway」建設計画(125th StreetからHanover Squareまでマンハッタン東側を南北に縦断する13.7kmの路線、16駅の新設)が、市長の肝いりで再浮上し、MTAとNYCTは、第1期から第4期に分けた工期のうち第1期(125th Street〜72nd Street)分の工事を2007年4月に着工した。これは2016年の開通を予定している。

また現在、7号線が2013年の開通を目標に、Times Sq. 42 Street駅から11番街の34 Street駅までの延伸工事を進めている。

マンハッタン島南部にはA・C線のBroadway-Nassau Street駅、2・3線のFulton Street駅、4・5線のFulton Street駅、E線のChambers Street-WTC駅、J・M・Z線のFulton Street駅、R・W線のCortland Street駅の6駅を統合して総合駅化するプロジェクトが進行中である。

また、MTAは財政状況の悪化から2009年に最大23%という大幅な運賃改定と、地下鉄・バスともに路線・運行本数の削減及び職員のリストラを提案した。しかし、ニューヨーク州政府からの緊急支援を受けることができたため、若干の運賃値上げで落ち着いた。

World Trade Center駅で折り返しを待つE線電車 提供/黒田一樹 MetroCard 85mm×54mm

左図:World Trade Center駅で折り返しを待つE線電車 提供/黒田一樹
右図:MetroCard 85mm×54mm

●データ 開通年 1904年10月
営業キロ 374.0km
路線数 27
駅数 468
従業員数 2万7967人
運行時間 終日
運賃制度 均一制
輸送人員 16億2300万人
軌間 1435mm
電気方式 直流625V
集電方式 第三軌条
運転保安 ATS
最小運転間隔 2分
車両数 6183両
列車運転線路 右側

●利用方法 乗車方法
◎自動券売機で「MetroCard」を購入し、ターンバー式の改札機に通して入場する

運賃
◎2.25ドル均一。大人同伴の身長44インチ以下の子ども3人まで無料。65歳以上の高齢者は半額

乗車券
◎Pay-Per-Ride(Regular) MetroCard(普通乗車券)、Unlimited Ride MetroCard(地下鉄と市内バスに無制限で乗車可能なパス: 1日(午前3時まで有効)、7日(午前12時まで有効)、14日(午前12時まで有効)、30日(午前12時まで有効))、7日間パス(急行バスも無制限に乗車可能)、30日間パス(JFK空港エアトレインも利用可能)、JFK空港エアトレイン10回乗車パス

旅客案内
◎英語。各駅のブース付近に旅客案内所がある。ホームに列車接近表示と警戒音、車内では次駅案内放送がある。旅客案内電話は終日利用可能

利便施設
◎@一部の駅にエスカレーターがある
A約80駅で車いすでの利用が可能な自動改札や列車への乗降システムがある

その他
@各駅の改札口付近には、駅員やTVカメラが常時監視しているOff-Hour Waiting Areaがあるので、安全のため閑散時や夜間にはそこで列車待ちをした方がよい。また、車掌は列車編成の中央の車両に乗務している
A駅のトイレはすべて閉鎖されているが、駅員に頼めば開けてもらえる
B混雑時以外は列車編成が短くなる場合がある。また、そういった場合は車掌が乗車していない場合もあり、運転手がドアの開閉や乗降の手助けをしたりする。オフピーク時はホーム中央で列車を待った方がよい
C路線により急行(Express)と各駅停車(Local)があるので、プラットホーム先端の行先表示や、車両前面と側面に表示されている運転系統表示に注意を要する
D小規模な駅では列車の方向別に入口階段があり、反対ホームへの通路がない場合がある
E駅階段入口の球形標識灯の色により、黄色(24時間有人の乗車券売り場がある)、緑色(昼間と平日のみ有人の乗車券売り場がある)、赤色(出口専用階段で、駅には入れない)の区別がされている
F定例的に休日閉鎖となる駅がある 〈左近嘉正〉

ニューヨーク交通博物館
11936年に開業した地下鉄駅を利用した施設で、ブルックリンのBoerum place及びSchermerhorn St.の角にある。
URL:http://mta.info/mta/museum/index.html

全自動無人運転シャトル・サービス
かつてGrand Central駅とTimes Square駅間の折り返し運転区間で、1962年から全自動無人運転列車が運行され、わずか1区間であったが世界の注目を集めたものであった。しかし、原因不明の火災により車両が焼失し、中止されてしまったことは惜しまれる。

South Ferry駅の可動式ホーム
1・9号線の南端のターミナルである同駅では、折り返しのためのループ線上に沿って曲線のホームがあり、乗降口との間に生じる大きな隙間を、可動式のホームでカバーしている。

*社団法人 日本地下鉄協会 「世界の地下鉄 -151都市のメトロガイド-」より