烏丸線の開業時に登場した車両で、1980年から1997年にかけて6両編成20本の120両が製造された。近鉄線との直通運転に対応しており、当初は4両編成で、1988年の京都〜竹田間延伸の際に近鉄線との直通運転に際し、6両編成となった。片側4扉、全長20.5mの車両で、車体はアルミ製。1988年に登場した車両からは前面のデザインを変更して丸みのある外観となった。近鉄京都線などに乗り入れて近鉄奈良まで運用されている。 令和3年度から令和7年度にかけて、開業時に導入した9編成を20系車両に更新している。
製造初年 | 1980年 | 制御方式 | VVVF |
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全長 | 20.5m | 主電動機出力 | 130kW |
軌間 | 1435mm | 運転最高速度 | 75km/h |
電力方式 | 直流1500V | 在籍両数 | 66両 |
集電方式 | 架空線 | 編成両数・本数 | 6両×11本 |
烏丸線開業以来40年以上使用し、老朽化した10系車両の更新車両として令和3年度から令和7年度にかけて9編成を導入。 20系車両は、安全性、快適性の向上、バリアフリー化の推進、省エネルギー化・環境負荷の低減だけでなく、デザインコンセプトの一つである京都ならではの地下鉄として、車両の外観及び内装に京都の伝統産業の活用を図っている。 両端車両には、車椅子やベビーカーを利用のお客様のみならず、介添えの方など誰でも安心・快適に利用できる多目的スペース(おもいやりエリア)を設置。 2022年度グッドデザイン賞、2023年度ローレル賞を受賞。
製造初年 | 2021年 | 制御方式 | VVVF |
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全長 | 20.5m | 主電動機出力 | 140kW |
軌間 | 1435mm | 運転最高速度 | 75km/h |
電力方式 | 直流1500V | 在籍両数 | 54両 |
集電方式 | 架空線 | 編成両数・本数 | 6両×9本 |
1996年と2004年に6両編成17本の102両が製造された。準小型車両として一回り小さい寸法で作られているほか、ATOによるワンマン運転やホームドアに対応している。片側3扉、全長16.5mの車両で、車体はステンレス製。走行機器にはVVVFインバータを使用し、ボルスタレス台車を採用している。東西線では京阪京津線の乗り入れがあり、取り扱いの便を考慮して運転関係の機器配置を揃えている。各車両の車内には、車いすスペースと車内案内表示装置を備えた。東西線は全線が地下路線で全駅に大型のホームドアを導入しており、車両はガラス越しに見ることができる。
製造初年 | 1996年 | 制御方式 | VVVF |
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全長 | 16.5m | 主電動機出力 | 85kW |
軌間 | 1435mm | 運転最高速度 | 75km/h |
電力方式 | 直流1500V | 在籍両数 | 102両 |
集電方式 | 架空線 | 編成両数・本数 | 6両×17本 |