地下区間も走る新交通システムの主力形式
開業時に登場した車両。1993年から1998年にかけて6両編成23本の138両が製造され、60系とも呼ばれた。1995年にはグッドデザイン賞を受賞。出入口は片側1箇所で、編成全体では全長50.7ｍ、定員は286人。制御方式は四象現チョッパ制御を採用し、全車が電動車。走行装置は各車両2軸のゴムタイヤ式で全軸にステアリング機構があり、片側の車輪が駆動する。乗務員によるワンマン運転で、ドア開閉はホームドアと連携する機能を持つ。車内はロングシートで、先頭車の座席の一部を収納して車椅子スペースを確保し、車端部には車内表示器を設けた。
主要諸元
| 製造初年 | 1993年 | 制御方式 | チョッパ |
|---|---|---|---|
| 全長 | 先頭車8.55m/中間車8.4m | 主電動機出力 | 110kw |
| 走行輪中心間隔 | 1700mm | 運転最高速度 | 60㎞/h |
| 電力方式 | 直流750V | 在籍両数 | 138両 |
| 集電方式 | 剛体複線式 | 編成両数・本数 | 6両×23本 |
「継承と進化」を形にした新型車両
既存の6000系及び1000系の後継車となる車両。形式を7000系と呼ばれ、外観はシンボルカラーのクロムイエローを継承しつつ前面形状を一新。車体は鋼性から中空トラス構造のアルミ合金製構体を採用し、総重量が6000系よりも約30％軽量化が図られている。車内について、ドア開口幅を1300ｍｍから1400ｍｍへ拡大、1脚当たりの座席幅を430ｍｍから460ｍｍに拡大した独立シートの設置、空調機能は冷房能力の増強とともに天井用ダクト方式を採用し快適性が向上した。さらに、両先頭車両に車椅子・ベビーカー用の「フリースペース」を設けた他、中間車フリースペースには車椅子やベビーカーを見守ることができる座席も設置した。2020年3月26日より使用を開始した。
主要諸元
| 製造初年 | 2020年 | 制御方式 | VVVF |
|---|---|---|---|
| 全長 | 先頭車8.61ｍ/中間車8.4ｍ | 主電動機出力 | 110kw |
| 走行輪中心間隔 | 1700mm | 運転最高速度 | 60㎞/h |
| 電力方式 | 直流750V | 在籍両数 | 6両 |
| 集電方式 | 剛体複線式 | 編成両数・本数 | 6両×1本 |
