一般社団法人 日本地下鉄協会

ホーム > 世界の地下鉄 > スウェーデン ストックホルム

ストックホルム (Stockholm)


スウェーデン
Kingdom of Sweden

人口●963万人
面積●45万295km2
主要言語●スウェーデン語
通貨●スウェーデン・クローネ
1スウェーデン・クローネ=14.33円
1人当たりGNI●5万6120ドル

スカンジナビア半島の南部、バルト海に面する王国。住民はゲルマン語系のスウェーデン人で、金髪、碧眼、高身長の特徴を持っている。12世紀王国を建国 し、その後北欧の大国となったが、19世紀の対ロシア戦争の敗戦以降は中立を守り通した。産業としては森林資源を利用したパルプ、精密機械、自動車等の工 業がある。国名は現地語ではスベリエであり、「同胞」の意味である。

ストックホルム Stockholm

スウェーデンの首都で人口85万人(2010)。中世ハンザ同盟時代から発展し、1523年に首都となった。人と自然の調和をはかりながら発展した街は、バルト海とメーラレン湖に囲まれた20余りの島々を橋で結んでできた都市で、「北欧のベニス」とも呼ばれる。小さな島ガムラ・スタンはストックホルムの発祥地で市街地と多くの橋でつながれ、高台には大火から60年かけて復元された王宮がある。

営業主体

Storstockholms Lokaltrafik(SL)
(Stockholm Public Transport)

URL:http://sl.se

路線図

※クリックで拡大します。

地下鉄の概要

ストックホルムの地下鉄建設計画が決定されたのは1941年である。それから数年を経て地下鉄に近い仕様でいくつかの路線が建設されたが、実際に走ったのはトラムであった。最初の地下鉄区間の開業は1950年、市南部のSlussen からHökarängen に至る路線(グリーンライン)で、この路線は1933年から地下を走っていたトラム路線をメトロ基準に変更したものである。
現在の営業路線はグリーン、レッド、ブルーの3路線で、各路線は2つのルート番号がついた枝線になっている。都心部のSlussen 〜T-Centralen 間はグリーンラインとレッドラインが並行して走り、駅では同じホームで乗り換えができる構造となっている。
地下鉄の他にもライトレール、郊外鉄道、通勤鉄道ならびにバス路線も運営されており、市街及び近郊の交通機関は極めて高度に整備されている。
地下鉄の運行については、市の交通局にあたるストックホルム運輸会社(Storstockholms Lokaltrafik: SL)が2009年11月から香港地下鉄(MTR Corporation)と運行契約を結んでいる。なお、運賃については、他の公共交通と共通化されている。
今後の計画としては、全自動無人運転も可能なシステムの導入を進めるほか、ブルーラインの郊外への延伸がある。また、ストックホルムでは人口の増加に伴い、住宅の需要も高まっているため、新駅の設置と併せて新駅駅前の住宅開発が計画されている。
ストックホルム地下鉄では、約90の駅に各々異なるテーマに基づいたアートワークが施されており、全長106kmに及ぶ「世界一長いアートギャラリー」と呼ばれている。特に石灰質の岩盤を掘って造られたブルーラインは有名で、むき出しの天井や壁に青い花が描かれていたり、立体的な作品がはめ込まれたりしている。その他の路線も、ホームに生物の彫刻、立体的なオブジェ、ネオンの光など、個性豊かなアーティスト約130名の作品が目を楽しませてくれる。


深緑の森を覆う赤い空が印象的なSolna centrum 駅のアート
提供/川端剛弘


地下鉄全線が停車するT-Centralen 駅。現在の主力の3車体連接車、2編成で重連運転
提供/小野昭生

データ

開通年1950年10月 軌間1435mm
営業キロ106.1km電気方式直流650/750V
路線数3 集電方式第三軌条
駅数100 運転保安自動閉塞式
運行時間5:00~1:00 最小運転間隔2分
運賃制度ゾーン制 列車運転線路左側
輸送人員85万人/日(2011)   

利用方法

運賃

ゾーン制(36〜72スウェーデン・クローネ)

乗車券

普通乗車券、24時間券、72時間券、7日間券等

旅客案内

スウェーデン語

その他

ホーム等に設置されたコンクリート製のベンチには暖房が施されている

交通博物館

馬車から地下鉄車両までの交通の歴史を展示。地下鉄に関しては車両、駅、トンネル等の資料がそろう。
ストックホルム郊外のSoderhallen, Tegelviksgatan 22i Stockholm
http://sparvagsmuseet.sl.se/

*一般社団法人 日本地下鉄協会 「世界の地下鉄ビジュアルガイドブック」より

ページの先頭へ