一般社団法人 日本地下鉄協会

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サンフランシスコ(SAN FRANCISCO)


アメリカ
United States of America

人口●3億1466万人
面積●982万6675km2
主要言語●英語
通貨●ドル
1ドル=92.55円
1人当たりGNI●4万6040ドル

北アメリカ大陸中央部に広がる日本の25倍、世界第4位の面積を持つ連邦国家。16世紀からヨーロッパ各国により植民が進められ、18世紀の独立戦争によ り独立、その後テキサス共和国の併合、米墨戦争、アラスカ購入等により面積を拡大した。住民はイギリス系を中心として人種の坩堝、モザイク等と呼ばれてい る。世界最大のGDPを持ち、世界のリーダーとしての役割を果たしているが、国連やヨーロッパ諸国との対立も指摘されている。

サンフランシスコ San Francisco

カリフォルニア州中部、太平洋とサンフランシスコ湾に囲まれた人口76万人の港湾都市である。年間の気温変化は少なく、全米の中でも住みやすい町と言われる。市内には坂が多く、「ブリット」「ダーティハリー」等、坂を利用したアクション映画や美しい風光をバックに数多くの映画のロケ地となった。名物のケーブルカーがあるほか、地下鉄や都心では地下を走る路面電車がある。

営業主体

San Francisco Bay Area Rapid Transit District(BART)
300 Lakeside Drive, PO Box 12688, Oakland, CA 94612, USA
TEL:+1-510-464-6000 FAX:+1-510-464-7103
URL:http://www.bart.gov
〈英語/スペイン語/フランス語/日本語など8か国語〉

路線図

※クリックで拡大します。

地下鉄の概要

最初の開通は、1972年9月のFremont~MacArthur間であった。
通称BART(バート)と呼ばれているサンフランシスコの地下鉄は、サンフランシスコ湾に架かるオークランドベイブリッジの渋滞対策を契機として建設が計画された。1962年に実施された住民投票の結果、地下鉄の建設と、Muniという愛称の市電を同時に地下化する案に賛意が集まり建設が始まった。
BARTの建設にあたっては、車社会のアメリカにおいて乗客を鉄道に呼び寄せるため、列車の高速走行、居住性に優れた車両の導入、コンピューターによる中央運転制御方式の採用、世界初となるストアードフェア方式の乗車券の導入、パーク・アンド・ライドシステムの整備など、最先端のさまざまな工夫が取り入れられた。未来を先取りしたと称されたこの地下鉄は、その先進性でアメリカのみならず、世界的に大きな影響を与えたといえる。
開業後も、1974年の海底トンネル区間の開通ほか延伸を重ね、現在は4路線5系統が運行しており、このうち4系統がサンフランシスコ湾の海底を横断して対岸のオークランドを結んでいる。2003年6月には、サンフランシスコ国際空港への乗り入れも開始した。
列車は全自動運転方式(監視と開扉を担当する添乗員が乗務している)により運行され、高速区間では最高速度128km/hで走行する。都心部では、BARTの列車とMuni Metroが同じトンネルの上下を使用して走行している。また、高架で湾岸を走るため、強風による転覆対策として、現存鉄道では最大の軌間(1676mm)が採用された。
BARTは、Bay Area Rapid Transitの名が示すように、湾岸を囲む9つの郡(カウンティ)が、域内の都市交通マスタープラン作成のための委員会を1951年に設立したのが始まりである。域内にはサンフランシスコをはじめ、オークランド、バークレー、リッチモンドなど約30都市が含まれており、いずれもBARTを誇りにしている。
現在、Fremont~Warm Springs間7.6kmの延伸工事を進めているが、さらに南へMilpitasを経てSan Joséで、最終的にはSanta Claraまでの延伸を計画している。


Weekly Short Trip Pass 85mm×54mm

データ

開通年1972年9月 軌間1676mm
営業キロ167.4km電気方式直流1000V
路線数5 集電方式第三軌条
駅数43 運転保安ATO
従業員数3400人 最小運転間隔2分30秒
運行時間4:20~0:02 車両数669両
運賃制度距離制 列車運転線路右側
輸送人員1億500万人   

利用方法

乗車方法

自動券売機で乗車券を購入し、自動改札機に通して乗車する。下車時に運賃は自動引き落としされる

運賃

1.50~10.55ドル。5歳未満は無料、65歳以上及び5~12歳は75%割引

乗車券

普通乗車券、BART Blue High Value Ticket(高額券: 6.25%割引)、BART Green Ticket(在住高齢者用: 75%割引)、BART Red Ticket(身体障害者及び5~12歳の子供用: 75%割引)、BART Orange Ticket(学生・生徒用割引)、Plus Ticket(サンフランシスコ周辺の公共交通機関に乗車できる定額定期券)

旅客案内

英語のみ。駅では列車到着時にホームの電光掲示板に行先が表示される

利便施設

エレベーター及びエスカレーターの設備がある

その他

①全駅のCharge-A-Ticket(CAT)券売機でクレジットカードが使用できる
②先頭車両及び混雑時を除き自転車の持ち込みが可能である
③車内での飲食は禁止されている
④レッドラインとグリーンラインの運行はデイタイムサービスとして月~土曜日の19:00までとなっている(レッドラインの運行は土曜日はDaly Cityまで) 〈安西綾子〉

Muni Metro

サンフランシスコにはBARTのほかにMuni Metroという地下鉄がある。市交通局が運営するトラムで、都心部では一部地下を走行する。都心部のマーケットストリートでは、地上をトラムが、地下1階をMuni Metroが、地下2階をBARTが走っている。Muni Metroは1980年に地下7駅で開通し、1998年にEmbar-cadero~Caltran Station間が延伸された。さらに2007年4月にはT Third Street線が、4th & King(Caltran Station)~Sunnydale間8.2kmで開通した。この路線は北方のチャイナタウンまで4駅(うち地下駅3)の延伸工事中である。

アメリカ合衆国議会地下鉄

Congressional Subway(アメリカ合衆国議会地下鉄)は、首都ワシントンD.C.にある連邦議会議事堂と上下両院の議員会館とを結ぶ地下鉄。この地下鉄の利用者は、議員・議会関係者・職員などに限られ、料金は無料。議事堂と上院議員会館を結ぶ2つの路線と、議事堂と下院議員会館を結ぶ路線の3路線がある。

South Ferry駅の可動式ホーム

1・9号線の南端のターミナルである同駅では、折り返しのためのループ線上に沿って曲線のホームがあり、乗降口との間に生じる大きな隙間を、可動式のホームでカバーしている。

*一般社団法人 日本地下鉄協会 「世界の地下鉄 -151都市のメトロガイド-」より

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